全国の膵臓がん・胆道がんに関わるスペシャリストの医療者が集い、「一般社団法人膵がん・胆道がん患者支援医療者ネットワーク(JAMP-PBC)」として、2025年5月2日をもって法⼈化の⼿続きが完了いたしましたのでご報告いたします。
2007年に国立がん研究センター中央病院で初めて「膵がん教室」が設立されてから18年の歳月を経て、その流れは全国の病院に広がりました。この間、同じベクトルを向きつつも、各施設単位での啓発活動を行うなかで、情報の一元化のニーズが高まってまいりました。
そこでこのたび、全国規模に広がったこの「膵がん教室」で培ってきた情報発信の仕組みづくりを軸に、そこに胆道がん関連の情報も加え、患者さんとそのご家族にとっても、患者さんを支える医療者にとっても有益で正しい情報を恒常的に提供していくための独立した組織を立ち上げ、患者支援活動をしていくことを考えました。今回この活動を胆道がんにも広げたのは、胆道がんは海外に比べて本邦での患者数が特に多いこと、診断法や治療法が膵臓がんと共通する部分が多いこと、さらに膵臓がんと同様に患者さんの予後が極めて不良であることから、私たちが支援活動を行うべき疾患と考えたためです。
本年より、この法⼈を通じて皆様のお役に⽴てる情報発信を様々に⾏っていきたいと思います。
私達の取り組みを、どうか温かく見守っていただきつつ、ご支援をいただければ幸いです。